説明
本町排水と名がつくこの小川は、地域の住民が手掘りで作り上げたものです。軽川から分水し、稲積川に注いでいたこの川は、明治13年(1880年)に開拓使が掘削(くっさく)を許可して、建設機械などが無い時代に住民が総出で手で掘って完成させました。
地域にとっては、生活用水や水稲耕作に必要不可欠な川であり、年に一度、住民が集まって清掃作業なども行っていたようです。
その後、軽川からの取水口は、道路の幅が広くなったり家が増えたりしたので埋まってしまい、当時の面影を残すのはこの付近のみとなってしまいました。
そこで、先人の苦労をしのび、平成14年(2002年)3月に稲穂金山活性化推進委員会が、歴史史跡標「手掘りの小川」を設置しました。 |
|