説明
建立年 明治44年(1911年)8月
明治28年(1895年)、前田家15代当主利嗣(としつぐ)が軽川に前田農場の支場を開き、小作人をやとって開墾地を広げ、牛を育てるなどしていました。やがて、農場は16代当主利為(としなり)へと引き継がれ、茨戸から軽川に本場も移転され、ロンドンで開かれた日英博覧会では、「モデル農場」として名誉賞を受賞するまでに至りました。
明治44年(1955年)8月、当時の皇太子(後の大正天皇)が前田農場を視察した時、農場の庭園内に御便殿(ごべんでん)という休憩所が建てられました。
その後、御便殿のとなりに、東宮(皇太子のこと)が行啓(ぎょうけい)したことを記念した「東宮駐れん記」が建てられました。 |