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光風館(こうふうかん)<手稲温泉>
光風館
光風館
北家
所在地 富丘6条3丁目1     ※当時の建物や記念碑はありません
 
説明

 国道5号富丘川あたりから南へ1キロほど登ると、現在の札樽自動車道の山側に光風館という温泉旅館がありました。この温泉は、明治26年(1893年)11月3日に小樽の東幸三郎が開業したもので、当時は竜宮城にたとえられるほど豪華な温泉旅館でした。
 大正11年(1922年)12月に海賊の江連力一郎(えづれりきいちろう)が軽川駅で逮捕された時に、直前に宿泊していたのが光風館ということでも知られるようになりました。
 ただ、昭和15年(1940年)頃には経営困難となって閉鎖されてしまいました。
 その後、昭和30年(1955年)に小寺アキによって、新しく手稲温泉北家として復活し、三眺荘・ヘルスセンターがとなりで営業していましたが、昭和50年に廃業しました。建物はしばらく残っていましたが、これも平成6年(1994年)に火災にあって失われました。